Xcode12のビルドをXcode13のiOS15 simulatorで起動する方法について

September 10, 2021

こんにちわ 気がつけば9月でiOS15のリリースが近づいて来ました。 皆さんのアプリではiOS15の検証はおすみでしょうか🔍

今回は、iOS15の検証で役にたった方法を試したので記事に残しておきたいと思います。 普通だと最新のXcode betaでビルドしたものは実機で検証していたのですが、確認に時間がかかりすぎてなんとかできないかと思っていたところできる方法があったのです。

前提ですが、Xcode 12 と Xcode 13 beta の両方の Xcode が必要なのでインストールして置いてください。

まず、Xcode 12 の simulator でビルドを通しておきます。 ファイルインスペクタのProducts/xxx.appを右クリックShow in Finderで開いてxxx.appのpathを取得する

screen1

参考path: /Users/kbaba/Library/Developer/Xcode/DerivedData/PriconneDB-fwfuxsqqckyzmnfesfyctttbszlj/Build/Products/Debug-iphonesimulator/PriconneDB.app

同時に立ち上げられないので一旦ここでXcodeとSimulatorを閉じておきましょう。 次にiOS 15 Simulator を起動します。 動作させたい iOS15 sim を探してUUIDをメモしておきます。 openコマンドXcode 13の方のでSimulatorを起動させます。

$ xcrun simctl list
$ open /Applications/Xcode-13.0.0-Beta.5.app/Contents/Developer/Applications/Simulator.app --args -CurrentDeviceUUID <UUID>

次のコマンドでアプリをインストールすることができます。

$ xcrun simctl install <UUID> <path>/PriconneDB.app  

インストール後は実機でOTA配信したように検証できるので時短になって便利でした。 僕はこれにRevealを使用してUIのデバッグをしていたりしています。

では、後少しでiOS15のリリースですので皆さんもがんばりましょう。